広島市佐伯区(五日市)、廿日市市の賃貸・不動産(売買)、相続支援は島根不動産TOP > こだわりルームPROJECT第1弾
島根不動産株式会社が管理する一人暮らし用マンション・アパートのご入居者の約半数は、広島工業大学生を始め、近隣の山陽女子短期大学生。
これまで、フツーのお部屋とは違ったコダワリルームを手掛け、学生のみなさんに評価をいただいてきました。
そこで、ご入居者の多くを占めている大学生さんのアイデアを取り入れたお部屋デザインをすべきだと考え、広島工業大学・女子学生キャリアデザインセンター(JCDセンター)の福田由美子教授(当時 センター長・建築工学科教授)に依頼し、JCDセンターの女子学生さん達とのコラボが実現しました。
第1回目のキックオフミーティングは、2011年9月30日(金)に広島工業大学で開かれ、プロジェクトメンバーの顔合わせと企画主旨の説明を行いました。
「大学生さん達には、既成の概念に捉われず、大胆に自由にデザインしてもらいたい。」という髙山社長の思いに対し、大学生さん達は、「自分達の感性をいかした個性的なお部屋にしたい」などと話合いました。
ここから学生さん達は、空き部屋を見学し、デザインをいくつか提案していただくことに・・・
どんな素敵なお部屋ができるのか、ワクワクしていました。
まずは物件調査。
デザインするお部屋を訪問し、広さや間取りなどを確認します。
そして、いよいよプランニングです。
女子学生さん達は、それぞれ作りたい空間のイメージを描いてアイディアを膨らませていきます。
個性豊かな発想も、イラストにすると現実的になってきます。
イメージが出てきたら、実際に使う素材を考えます。
壁紙や、フローリングの素材カタログを見ながら、お部屋のイメージをより具体的なものにしていきます。
おおよその空間イメージが固まったところで、模型制作。
平面のイメージも立体にすることで、さらにアイディアが出てきます。
模型に素材を貼ったりしながら、お部屋の色みや空間を確認していきます。
さて、一体どのようなデザイン案ができあがるのでしょうか。
2011年11月25日(金)。
ついにプレゼンテーションの日がやってきました。
女子学生さん達からは、計6つのデザイン案を提示して頂きました。
それぞれのデザインコンセプトについて、自作の模型と絵コンテを使って、西倉さん、堀田さん、四軒家さんがそれぞれ説明してくださいました。
模型やデザイン画にも驚かされましたが、さすが専門学科の勉強をされているだけあり、どのプランも斬新ですばらしいものばかりでした。
西倉さん、堀田さん、四軒家さん、私達では思いつかないアイデアを本当にありがとうございました。
この部屋は服が大好きな人に住んで欲しくて考えました。
壁に今日着る服をハンガーに掛けて、服を着ずにコーディネートができます。
靴も下の長い靴箱の中に入れて収納できます。
コーディネートするときは靴を出して、靴箱の上に置いて考えます。
反対の壁に全身が見えるように大きな鏡をかけます。
2011年12月27日(火)。ついにリフォームが完成しました!
今回、最終的に選んだこだわりの《オシャレプラン》☆
学生さん達からいただいた、絵コンテや模型を元に、実際の部屋を作り上げました。
アクセントになっているピンクと黄色の壁紙の枠の中に設置されたハンガーパイプに好きな服をコーディネートできるようになっています。
また、向かい側には全身チェックできる大きな鏡も設置。
服は、時にはインテリアの一部にもなります。
学校の課題や個々の活動が重なるハードスケジュールの中、今回のプロジェクトを見事両立し、素敵なアイディアを考えてくれた大学生のみなさん。
斬新でありながらも現実的なデザイン案は予想以上であり、
その上、プロジェクトの進め方にも非常に感心させられました。
大学生のみなさんの豊かな感性とパワーには終始驚かされました。
プロジェクトを終えた学生さん達の声
3人は口をそろえて「デザイン案提示の期限と、授業の課題(設計製図)提出の時期が重なったので、両立するのが大変でした!」
実はこのほかにもJCDセンターが毎週放送している地元のラジオ番組のパーソナリティなどもこなしていたとか。きっと日頃の課題提出で鍛えられているからでしょう。手を抜かず締切までに仕上げたのはすごい!
堀田さん:
3人で共同作業した過程がとても楽しかったです。意見を自由に出し合い、それぞれのアイデアを聞いてお互い刺激になりました。
西倉さん:
一番気に入っていた「オシャレプラン」が実際の部屋に採用されたので、うれしかったです。どんな人が住んでくれるのかとっても楽しみです!
四軒家さん:
授業で設計図を書いたり、模型を作ることはあるけど、ひとりでやる場合が多いんです。今回のように、コンセプト作りから模型を作るまで一通りの作業を皆で一緒にできたのがとても楽しかった。3人だからこそ次々とアイデアもあふれ出てきた気がします。
堀田さん:
今までの人生の中で、一番感動したかも。とても楽しい経験だったので、一生忘れられない思い出になりました。
西倉さん:
学生のうちに作品ではなく"商品"を作れる経験は、普通の大学生にはなかなかできないと思うので、いい勉強になりました。声をかけてくださった不動産会社の方が、予想以上に喜んでくださったのもとてもうれしかったです。少しだけですが、地域や社会の役に立てたかと思うと自信になります。
四軒家さん:
自分たちの作った模型が忠実に再現された部屋になっていたのを見た時には、正直「ヤバイ!!!」って思いました。他に良い言葉が見つからないのですが、とにかく感動しました!
大学生のみなさんにとって、貴重な体験となりお役に立てたこと、私達もとても嬉しく思っております。
センター長の福田先生を始め事務局の坂本様、そして環境デザインの西倉さん、堀田さん、四軒家さんには心より御礼申し上げます。
また、当企画を盛り上げて頂きました広島ホームテレビの河野様、本当に大変お世話になりました。ありがとうございました。
弊社と致しましては、この良きご縁を大切にさせて頂き、今後、JCDセンターの学生さん達と新たな取り組みが出来れば非常に幸いに思います。
今後ともどうぞ宜しくお願い申し上げます。