見ましたか?今話題の映画、永遠の0。
この映画は、岡田准一演じる太平洋戦争中の大日本帝国海軍のパイロットであった祖父の宮部久蔵の真実を、その孫を演じる三浦春馬
が紐解いていき、思いもよらない真実を知ることとなる感動の映画です。
「海軍一の臆病者」と言われた宮部久蔵は、ゼロ戦の天才パイロットであり、生き残ることにこだわりを持っていました。
その時代、国に命を預けることと教育された人々にとって、生に執着することは大変なことであり、非難されることであったのですが、
その生き残ることへのこだわりは、家族への愛情であったのです。
しかし、終戦直前に宮部久三は特攻隊に志願し、命を散らしてしまうのです。
あまり詳しく述べると、まだ見ていない人にとって、楽しみがなくなりますので奥までは触れませんが、私がこの映画を見て思ったことが、
現代の日常の何気ないことが、戦時中は尊いものであることだなっということです。
家族との毎日の日常、触れる風、痛み、喜び、悲しみ、こういったすべての感情などが、「生きている」っということだということです。
そして、偶然にも、私の祖父も戦時中は海軍の航空隊のパイロットでありました。
今も健在で、歳も90歳の後半ですが、小さなころから「おじいちゃんは、昔、飛行機に乗っていた」とは、聞いていました。
しかし、大人になってからは、詳しい話は聞いたことがありません。
覚えているのは、朝早くから、寺町のお寺で鐘を鳴らしていたことと、パイロット姿の祖父の写真と、戦時中の飛行機の絵が自宅に飾ら
れていたことです。そして、よく言っていました。・・・おじいちゃんは、生かされている・・・と。
高校生のころ、そんな毎日寺町で鐘を突く祖父が、中国新聞にとりあげられました。
その時に、はじめて知りました。祖父の50人もいた部隊は、祖父を含め5名しか生き残れず、皆、特攻隊などで戦死したこと。
そして、寺町での毎朝の鐘つきは亡き戦友のためであるということ。
祖父の自宅のトイレの壁に、こんな詩が祖父の直筆で貼ってあったことも思い出されます。
「散る桜、残る桜も、散る桜」
小さなころは、分かりませんでしたが、この詩は特攻隊の一人一人の命を桜の花びらに例えた歌であることを、大きくなって初めて理解で
きました。
その多くの戦友の死の中で、祖父が生かされているということは、私も母も、そして、私の子供なども生かされているのではないかという
ことではないかと思いました。祖父が生きてくれていなければ、今の母も私も私の子供たちも今いません。
そういった意味で、母も私も私の子供たちも生かされています。私たちだけでなく、兄弟や伯父、いとこなど多くの祖父の血を引くものが、
祖父が戦争から生きて帰ってきてくれたことで、今、生きています。
そんな、当たり前に生きている、今日現在の一刻一刻を、大切に生きていこうと思わせ、いろいろ考えさせられた映画、「永遠の0」。
機会があれば、是非見ていただければと思います。
そして、できれば、祖父に戦時中のもう少し詳しい話を聞いてみたいとも思いました。
戦争を体験された方もほとんどが高齢で、私たちが伝え聞いていかなければならないのではないでしょうか。
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