広島市佐伯区(五日市)、廿日市市の賃貸・不動産(売買)、相続支援は島根不動産TOP > こだわりルームPROJECT第2弾
島根不動産株式会社が管理する一人暮らし用マンション・アパートのご入居者の約半数は、広島工業大学生を始め、近隣の山陽女子短期大学生。
これまで、フツーのお部屋とは違ったこだわりルームを手掛け、学生のみなさんに評価をいただいてきました。
2011年にさまざまなメディアに取り上げられ大好評だった、JCDセンターの女子学生さん達とのコラボ企画が、2013年度も新たにスタートすることとなりました。
第1回目のキックオフミーティングは、2013年10月29日(火)に広島工業大学内のJラウンジで行われました。
まずは企画の趣旨と前回のプロジェクトの模様、新企画で盛り込みたいところなどをご説明し、内容とスケジュールなどをお打合せしました。
「大学生さん達には、既成の概念に捉われず、大胆にデザインしてもらいたい」という思いはそのまま、
「第1弾のプロジェクト内容にとらわれず、みなさんのそれぞれの感性で素直なアイデアを出してほしい」と髙山社長。
さっそく大学生さん達からは、「女の子だったらお風呂とトイレが別なことはもちろん、朝の身支度するのに洗面台がほしいよね」など、思わずなるほどと感心してしまう意見が。
今回のプロジェクトのメンバーのアイデアもとても楽しみです。
2013年11月12日(火)・19日(火)に学生さん2組に分かれて、実際のお部屋の見学をしていただきました。
デザインしていただくのは、ワンルーム・1Kの一人暮らし向けのお部屋。現在空室となっているお部屋をいくつかご覧いただきました。
現場を見てみることでわかる、お部屋の広さや光の入り方など。
弊社スタッフの説明をしっかり聞きながら、チェックしたことをしっかりとメモ・写真に記録している学生さん達が印象的でした。
物件見学後は、壁紙の見本帳を見ながら意見交換。
素材一つでお部屋のイメージは変わります。
これから、どんなアイデアが出てくるのでしょうか。
とても楽しみです。
2013年12月5日(木)、広島工業大学でカラーコーディネーターの稲田恵子先生のレクチャーが開かれました。
レクチャーでは、これまで稲田先生が手掛けてこられたお仕事のご紹介をしていただき、学生さんからの質問に答えていただきました。
学生さん達からは、
「ピンクを取り入れたいがどうしても女性的になっていまう。住む人を選ばない雰囲気にするにはどうすればいいか。」
「壁一面に専用のシールを使って模様を付けたい。何かコツは?」
「部屋と浴室の壁の色の雰囲気を全く違うものにしたい。どのようにしたら調和させられるか。」
など、様々な質問が出ました。
この企画に参加する学生さん達がプロのデザイナーから見て、とてもうらやましいとおっしゃる稲田先生。
学生さん達へのアドバイスとして、
色を先に決めてから後付けで「こういう部屋になりました」というのではなく、先にしっかりとコンセプトを決め、それに沿って色を選ぶことで説得力のあるプレゼンができることなど、プロならではのご意見をいただきました。
レクチャーを聞いて、学生さん達はますます意欲的になられたようです。
2014年1月24日(金)に、こだわりルームプロジェクトのプレゼンテーションが広島工業大学 Nexus21 10F スカイテリアにて行われました。
当日は、プロジェクトメンバーである6名の女子学生のみなさんを始め、広島工業大学の先生方、マスコミ関係者などが集まる中、緊迫感のある発表会となりました。
学生さん達は、昨年11月より毎週木曜日に集ってアイデアを練り、途中で有限会社稲田恵子オフィス 代表 稲田恵子先生の講義を受けながら、素晴らしい作品を作ってくださいました。
それでは、学生さん達のプレゼン内容をご紹介します!
各グループのプレゼンテーション終了後は、模型を見ながら審査員の先生方から学生さん達への質問とアドバイスを話す場があり、一人ひとりしっかりとお話されていました。
さて、いよいよこの作品たちの中から、実際にお部屋にするものを選びます。選ばれた作品は、アイディアをもとに現場の施工に合わせながらより具体的に素材やサイズなど詳細を詰めていきます。
どのようなお部屋が出来上がるか楽しみですね!
島根不動産株式会社 髙山社長のコメント
本日発表頂いた企画の中から、後日、弊社が管理しております賃貸マンションの部屋での実際の施工を実施していく計画でおります。
弊社は1966年に楽々園で創業し今年で創業48年目となりますが、その間、多くの広島工業大学生様のお部屋探しに携わらせて頂きました。
今年も既に新入学生様のお部屋探しが始まっておりますが、弊社の一人暮らし用賃貸マンションのご入居者様の内、半数以上は広島工業大学生様を中心とする近隣の大学生様であると言っても過言ではありません。
その大学生様が住みたいと考えるお部屋作りをすることが、住まれる方は勿論、家主様、そして我々管理会社も幸せになれる方法であると信じております。
〈ご出席者様一覧〉
①本企画のメンバーの方々(プレゼンター)
【工学部 建築工学科】
1年 木代 美乃莉 様 1年 栗原 淳子 様
【環境学部 環境デザイン学科】
1年 甲斐 菜子 様 1年 梶川 さゆり 様
1年 増山 夏未 様 1年 玉井 陽菜 様
②司会
【環境学部 地球環境学科】
2年 秦 雪絵 様
③広島工業大学 教職員の方々
副学長 小嶋 弘行 様
工学部 電気システム工学科 教授 久保川 淳司 様
工学部 建築工学科 教授 福田 由美子 様
(一昨年の第1弾の際のJCDセンター長様)
学務部 課長 本石 浩之 様
入試広報部 吉中 里紗 様
JCDセンター 千葉 玲子 様
④有限会社稲田恵子オフィス
代表 稲田 恵子 様(色彩プロデューサー)
⑤家主様代表
角田 洋子 様(弊社24時間賃貸管理マンション 瀬川ビルオーナー)
⑥島根不動産株式会社
代表取締役社長 髙山 伸介
取締役 髙山 裕子
賃貸仲介グループリーダー 藤田 千恵
リフォームグループリーダー兼賃貸管理グループリーダー 上原 修
⑦報道関係者
株式会社広島ホームテレビ 河野 高峰 様
株式会社エル・コ 西広島タイムス事業部 編集長 山元 文昭 様
株式会社広島経済研究所 広島経済レポート編集部 梶原 恭平 様
朝日精版印刷株式会社 今田 雅 様
2014年4月22日(火)。
1月24日に行った「最終プレゼンテーション」での学生さん達6名の発表を受け、島根不動産株式会社と家主様で協議。最優秀賞をはじめとする各賞の該当者様を決定し、表彰することとなりました。
「部屋づくりという貴重な経験を積んだ皆さんを社会も待ち望んでいます。」
「大学で学んだことをビジネスの現場に応用するプロセスの中で、
意義のある重要な学びを経験したのではないでしょうか。」
最優秀賞に選ばれたプランは、実際にリフォーム案として採用されます。
発表を待つ学生さん達からは期待と緊張が伝わってきます。
いよいよ、最優秀賞の発表です!
どのプランも優劣つけがたく、すべて採用したいプランばかりだった今回のプロジェクト。
その中から最優秀賞に選んだのは・・・
見たことのないお部屋にしたいとの思いを込めた、増山夏未さんの「ステッカープラン」。
ウォールステッカーを使った世界に1つだけのお部屋は遊び心が満載で、お部屋にご案内されたお客様がきっと喜んでいただけるプランであることを評価し、表彰させていただきました。
惜しくも最優秀賞には選ばれなかった他の学生さん達の作品もどれも個性的で素晴らしいものだったため、功績を称えて、各賞を発表させていただきました。
「プロジェクトを通してさまざまな経験を積む中で、学生が大変成長したときいています。今後もぜひプロジェクトが継続されることを願っています」
●最優秀賞
「ステッカープラン」
増山夏未さん(環境学部環境デザイン学科2年)
●オーナー賞
「外国風 落ち着くナチュラル部屋」
栗原敦子さん(工学部建築工学科2年)
●社長賞
「大人プラン・なごみプラン」
梶川さゆりさん(環境学部環境デザイン学科2年)
●アイデア賞
「ビタミンプラン」
甲斐菜子さん(環境学部環境デザイン学科2年)
●特別賞
「アートプラン」
玉井陽菜さん(環境学部環境デザイン学科2年)
●プレゼン賞
「ピンクプラン」
木代美乃莉さん(工学部建築工学科2年)
採用されるプランが決定したところで、実際にお部屋を作っていくために、さっそく具体的なプラン詰めのミーティングを開始。みなさん真剣な顔。アイディアも飛び交います。
増山さんのデザインしたお部屋は、JR五日市駅の南に6月末をめどにリフォームが進められます。
いったいどんな仕上がりになるのか、お部屋の完成が楽しみですね!
2014年7月末日。ついにリフォームが完成しました!
実現したプランは 《ステッカープラン》
今回は、学生さん達と一緒にお部屋を作りこみました。
お部屋のアクセントになっているのは、かわいらしい木をモチーフにしたウォールステッカー。
イラストを提出してオリジナルで業者さんに作ってもらったそうです。
よく見ると、枝の部分にフックが設置されていて、荷物をかけることができます。
お風呂にも海をイメージしたステッカーを。魚たちが泳ぐ楽しい空間になりました。
一つのお部屋を自分たちの手で完成させる。
プロジェクトを通じて、学校では学べない経験をした学生さん達。
初めてのことも多く、苦労されたことも多いと思いますが、完成されたお部屋を説明する学生さん達はとっても清々しい表情をされていました。
そんな学生さん達に、このプロジェクトを通じて、得たもの、変化したことをお話していただきました。
プロジェクトを終えた学生さん達の声
「全体を見るとプラン決めからプレゼンテーションまでですね。」
「学校の授業や課題の合間に集まって作業するのも大変でした!」
「(プランが決まって)お部屋づくりの作業に入ってからは、6人で進めたので楽しかったですよ。」
「お部屋の内装を学校の授業ではやらないため、現場で施工を島根不動産株式会社の職人さんに教えていただきながら体験できたのは貴重でした。」
「特に床貼りやコーキングは面白かったです。」
「部屋が出来ていく手順を知ることができたのもよかったですね。」
「自分が考えたプランが実際にお部屋になるのはうれしいです!部屋を大事に使ってくれる人に住んでもらいたいなと思います。」
「自分の部屋の細部にも注目するようになりました。ここはこうなってるんだろうなとか。」
「ちょっとしたところは自分で直してみようかなと思いました。」
「テレビのニュースで放映されて、高校生がJCDセンターに訪問してくれて声をかけてくれてうれしかったです!」
「将来の進路の選択肢が拡がりました。新築設計だけでなく、リフォームという分野にも興味を持ちました。」
第2弾こだわりルームプロジェクトに参加した
学生さん達へのメッセージ
◆広島工業大学 電気システム工学科 久保川 淳司教授より
最初の頃は1年生ばかりのメンバー6名は少し頼りなく、きちんとした提案ができるか心配していました。
しかし、プロジェクトを進めるにつれて、自分の意見をきっちり表現したり、授業の課題提出など忙しい中でもスケジュール管理ができるようになり、最後はきちんとしたプレゼンテーションまで行うことができました。
横から見守っていた私でも、彼女たちがこの短期間に大きく成長していることが実感できました。完成した部屋を見ても、彼女たちの思いと努力が十分に反映されていると思いました。今後は、次期プロジェクトメンバーにその経験を伝えて、より良い部屋作りができるよう頑張ってください。最後に、島根不動産株式会社の皆様および施主様には、学生の成長にご助力いただき感謝しております。今後も地域に貢献できる取り組みを行いたいと思いますので、よろしくお願いします。
◆広島工業大学 JCDセンター長 角川 幸治様より
リフォームプロジェクトに関しましては、学生達の絶好の教育の場になっていると感じております。
第3弾のコラボプロジェクトでは、昨年度とは違った内容で、外部講師による教育の方も実施しております。また、ひと味違ったプランが出てくれば良いなと思っているような次第です。
なにぶん、学生がやることですので、ご迷惑をおかけすることもあろうかと思いますが、引き続きご協力頂ければ幸いです。
◆広島工業大学 JCDセンター様より
デザインの考案から模型作り、プレゼンテーション、施工まで、彼女たちにとって全てが初めての経験であり、上手くいかなかったこと、大変だったこともたくさんあったと思いますが、互いに協力し合いながら無事に完成を迎えることができました。
完成内覧会での「大変なことはたくさんあったけど、楽しかったという思いの方が強い。」という彼女たちの言葉から、達成感に満ち溢れた様子が伺え、JCDセンターとしても彼女たちの成長を感じられたことを大変嬉しく思います。
普段の授業では味わえない貴重な経験を1年次の段階から経験できたことは、彼女たちのキャリアアップにつながったと思います。
このプロジェクトをとおして学んだたくさんのことを、ぜひ今後の大学生活での学び、卒業後の進路にも活かしていってもらいたいです。
島根不動産株式会社のみなさま、大変お世話になりありがとうございました。
引き続き、第3弾もよろしくお願いいたします!
◆島根不動産株式会社 専務 髙山 裕子より
第2弾は学生さん達の手作り感満載のすばらしいお部屋完成となりました。
授業の合間をぬって、プランを練り、材料選びから塗装作業まで手掛けてくださった学生のみなさん、本当にありがとうございました。
事務局の吉中様、木村様には心よりお礼申し上げます。
また、数々のメディアの方にこのプロジェクトを取り上げていただきました。(上の写真はFMはつかいちさんに学生さん達と一緒に出演した時のものです。)
ありがとうございます。第3弾もみなさまどうぞよろしくお願いします。