現在、日米野球が白熱している日本プロ野球ではありますが、各球団来季に向けての戦力補強に力を入れております。
積極的にFAでの補強に動いているヤクルトや巨人ではありますが、そのFA補強とは縁のない広島カープに一人の男が帰ってきました。
阪神タイガースを自ら自由契約となり、次なるチームからの声を待っていた元カープ4番。
新井貴浩。
7年前に 、「カープが好きなので・・・。辛いです・・。」っと言い残し、カープファンの反感を買いつつ出て行ったその人です。
地元広島出身で、佐伯区の五月が丘中学校~広島工業高校~駒沢大学を経て、カープに入団した新井選手はFA取得前年に、生涯カープ宣言をしておりました。その翌年に、阪神へ出て行ってしまい、カープファンは驚き、失望、怒りといった様々な感情が渦巻きました。
私も、当時確かに阪神へ出ていってしまった新井選手に対して、がっかりしてしまったことは否めないのですが、7年も経つとそういった感情も薄れてしまいました。何より、7年前のカープとは全く違うチームですから・・・。
今や球界を代表するマエケンや、菊池、丸など球界の顔となった選手が育ちましたから、その感情も薄れてしまったのだと思います。
また、新井選手と同い年の私は、五月が丘中学校出身で、新井選手と出席番号を前後していた 友人がいるのですが、大学生のころその友人が「中学校の同級生がカープに指名された」っと聞き、その選手が新井選手でしたので、何故か親近感を感じたのを覚えております。
そんな、カープファンの色々な人が、いろいろな感情を今も持っていることを分かったうえで、それでも覚悟を 決めて新井貴浩はカープに帰ってきます。
「カープのユニフォームを着れば、いろいろあったけど新井を応援せにゃいけんじゃろう!」 今は、そんな気持ちです。
今や7年前と違い、カープは有望な若手であふれております。そんな若手の中に、アラフォーの新井選手がどんな形で競争に入っていくのか・・・。新井選手の来季が今から見ものです。
しかし、FAで出ていった選手が再びカープに戻るとは、最近まで考えもしませんでした。
7年前に同じくFAでメジャーに行った黒田投手もそろそろ戻って来ないでしょうか・・・。そのことも気になります。